ポジティブ丸メガネ

3年目エンジニアです。

株式会社エムティーアイを退職しました。

昨日(2017/12/27)、新卒として入社した株式会社エムティーアイへの最終出社でした。退職日としては2018/1/15なんですが、個人的には退職した!って感じなので、色々覚えているうちに記しておこうと思います。

入社まで

京都工芸繊維大学という大学および大学院で情報工学を学んでました。関東の方には全く馴染みがない大学かと思いますが、一応理系の単科国立大学です。大学のなかには理系の人だらけという、若干男臭い大学でした。ただ、情報工学をやっている人とプロダクトデザインやグラフィックデザインといったデザインをやっている人が一緒にチームを組んで、半年かけて1つのプロダクトを作る講座などもあり、個人的にはとてもよい大学でした。

大学でやったこととしては

  • ArduinoやRaspberryPiなどのハードウェアを使って課題解決
  • iOS/Androidアプリを使って課題解決

をやってました。基本的にはハードウェアやアプリ内に閉じたプログラミングをしていたため、Webには非常に疎い状況でした。

就活では、

を武器にして各Web企業と戦っていました。いろいろな企業を見させていただきましたが、結果的には株式会社エムティーアイへ入社することにしました。

ちなみにエムティーアイは、ルナルナやmusic.jpなどのサービスを展開する企業です。念のため。

入社してからやったこと

興味ない人はここは飛ばしてOKです!日記みたいになっちゃってる。

研修

同期は約40人で、そのうちエンジニアは8人でした。新卒約40人で約2ヶ月間集合研修を受けました。集合研修ではマーケティングにかなり力を入れていて、みっちりと学ぶことができました。学生時代は、自分で課題を見つけてきて、それに対して理論を肉付けしていっていたのですが、マーケティングでは広い視点から課題に落としていく感じなので、非常に新鮮で楽しく感じました。また、入社前は「同期とかどうでもいいからさっさと仕事させろや」って思った私ですが、なんだかんだ仲の良い同期が10人ほどでき、プライベートも遊ぶほどになるような仲間になったので、非常によかったなと思いますし、退職したあとも関係を続けていきたいと思えているので、自分でビックリしています。

集合研修後は、1ヶ月の開発研修でした。基本的には座学でしたが、個人的には95%は知っている内容だったので、非常に退屈だったのを覚えています。話も聞かず、せっせと何かを作っていたような記憶があります。

7月上旬にヘルスケア事業部に配属されました。初年度は@vatscyさんがOJTとしてついてくださりつつ2人のチームとして、そして2年目からはOJTではなく普通にチームとしていろいろなことをやってきました。

はじめてのWebAPI

当時、AWSを使ってみようという流れが来ていて、その流れに乗って、v0系のServerless Frameworkをつかって簡単なWebAPIを作りました。私にとっては初めてのWebAPI実装でした。

これがめちゃくちゃ苦労した記憶があります。わからないことだらけ、ServerlessFrameworkのドキュメントは整っていないなどが重なり、初めて終電で帰りました。ただ、この開発を通じて、現場での開発のイロハやWebAPIとは何か?を学ぶことができたので、非常に良い経験になりました。また、AWSを使ってプライベートでもAPIを構築できるようになったのも非常に大きかったです。

プロトタイプiOSアプリ作成

上記で作ったAPIを活用したプロトタイプiOSアプリを開発しました。社長に見せるからサッサと作ってね〜みたいなノリで言われて、必死に作った覚えがあります。ただ今考えると、ここで作ったプロトタイプの感触がよかったのか、ルナルナメディコという医師とユーザーをつなぐサービスへとつながっていったので、やったことは実は大きかったのかもしれないですね。

闇の期間

たぶんあんまりやる案件がなくて、全然開発をしていなかったと思います。あまり深くは触れないでおきます。

Androidタブレット向けアプリの開発

ルナルナメディコを実際に医師に使ってもらおうという話になり、開発スピードやタブレットのやすさの観点から、Androidで開発することになりました。これもプロトタイプではありますが、個々の出来によってビジネスを左右するようだったので、デザイナーの方にも入ってもらって開発しました。JavaAndroid Studioを使って開発を進めていきました。

社外の方に使ってもらうはじめてのプロダクトだったので、非常に楽しく実装することができた記憶があります。Android Studio高機能で最高やん!ってなってた気がします。

栄養指導サービスの開発

LINEを絡めて、栄養指導をやれないか?みたいな話が来ました。ちょうどプライベートでLINE Bot作ったりしていたので、調査段階から入って、進めていきました。

このときは、Node.js x ExpressをAWS Beanstalk上で動かすWebサービスとして構築しました。はじめてのWebサービスの開発だったので、毎日が学びばかりでした。また、S3やCognitoといったAWSのサーバレス系のサービスも活用して作っていたので、最新技術を活用していろいろやっているのが非常に楽しかったです。

ダイエットアプリの開発

部署の偉い人から、我々のチームにダイエットアプリを作ろうという話が舞い込んできました。アイディアのベースはあるから、自由にやっちゃっていいよっていうラフさできました。結果的にはkilosをリリースすることができました。

このkilosの開発は、アプリとデザインは私が、バックエンドは@vatscyが担当して本当に2人で開発したサービスとなりました(ロゴはデザイナーに書いてもらった)。スピード感を非常に大切にしつつも、毎日使ってもらいたいアプリだったので、やはり使う人が快適に使えることも大切にしていました。その観点で、アプリのアーキテクチャやライブラリの選定、画面の見せ方や文言の統一など、ユーザーのことを第一に考えてサービスを作っていく日々は最高でした(残業結構しちゃったけど)。作っては社内テスターに使ってもらうことを繰り返し、どんどん意見をもらい、どんどん改良していくスピード感と、それに合わせて自分の力がついていっている感覚はなかなか味わえるものではないなと感じていました。

2017年の9月上旬にリリースしましたが、退職まで毎日、ユーザーの意見を見てよりよいものにできないかを考えていました。自分のサービスだ!という愛着はすごいので、今後も発展していけばいいなと願っています。

ルナルナアプリの開発

女性の方だけでなく、男性の方まで名前は聞いたことがあるであろうルナルナのiOSチームに9月中頃からジョインして開発をするようになりました。

ルナルナのiOSアプリは、内部的にはかなりきれいに作られており、kilosの開発を経験したからこそ感じる出来のよさがありました。ルナルナにジョインすることで更に自分のiOS開発力は上がったことが実感でき、やりがいがありました。自分が開発した機能が日本の多くの女性に届く環境はなかなかないと思うので非常にいい経験になりました。

また、kilosは2人でほぼすべてをやっていたのですが、ルナルナではちゃんと各担当がいたので、大人数の開発になりました。ルナルナのアプリチームは非常に若い方ばかりで、やりやすく、楽しい毎日でした。

なぜ転職するのか

端的にいうと

  • エンジニアとしての成長速度をもっと高めたい
  • よりよい待遇で働きたい

の2点につきます。自分は社会的に見てどの程度の人間なのかを知るために軽い気持ちで転職活動をはじめました。様々な企業の採用担当者やエンジニアと会うにつれて、自分の人生について考えるようになりました。その中で、「このままで自分の夢が達成できるのか?」という疑問が沸々と湧いてきて、本格的に面接を受けるようになりました。縁あって、上記2点を満たすような企業からオファーを頂くことができたため、転職することにしました。

エムティーアイではめちゃくちゃ自由にやらせてもらったので、感謝の気持ちが非常に大きいです。自由にやらせてもらえたからこそ、トレンド周りの技術を身につけることができ、よりよい待遇の企業へ転職することができたというのは、なかなか皮肉かもしれないなといつも感じています。。。

次は何するの?

次は、株式会社ディー・エヌ・エーDeNA)でiOSアプリを作りつつWebもやるというマルチな感じでお仕事をする予定です。これに合わせて年明けに武蔵小杉あたりに引っ越すのですが、全然荷造りできてないのでヤバさを感じています。

転職しますが、これからも引き続きよろしくお願いできたら幸いです。

おわり。